ローズコレクション

シェエラザード

鬼才・木村卓功氏が作出した、日本の気候にあった強くて美しいバラ。アラビアの宮殿のような形をした個性的な花弁、シェエラザードだ!と一見してわかる個性的なバラ。美しい花色。朝いちばんに、庭一面に広がるダマスクの香り。

発表された翌年、新苗を買った時。下の写真は植栽して2年目の様子。

シェエラザードは現代バラの理想がかたちになっているように思います。株が充実すると房咲きになり、いっせいに咲きだすと強香がさらに広がる感じです。香りだけでもこのバラを育てる価値あり!です。

枝が横張り気味なシュラブなので、私はフロリバンダのように扱っています。茎が親指ほどの太さになってもしなやかさが残っているので、広がるように誘引して枝を思う方向へ固められます。・・・正直、いいところしか思いつかないバラです!

腰の高さまで育った、4年目の時の写真。隣りにはアイスバーグ。
6年目のシェエラザード 胸の高さまであります
アイスバーグはやめて、もう一株シェエラザードを植えた

5年以上育ててみた感想です。
幹が紅くなって根本のほうは縦皺がでてきましたが、柔軟性のある枝なので、開花すると花の重さで枝がしなります。そのため枝がもっと太くなるまではトレリスに留めたり、樹高を胸の高さで抑えるように工夫しています。

4年を過ぎたあたりからいっきに花数が増え、春から初冬まで繰り返し咲き、まさに四季咲きです。とりわけ、真冬の張りつめた空気の中に漂うダマスク香は最高・・・!

これまでウドンコ病にかかったことは1度もないです。蕾があがるときに猛烈に体力を使うのか、やや黒点病がでやすいですが栄養を適切にあげていれば葉を落とすこともあまりと思います。かといって、地植えで多肥にすると直後に黒星病がでてくる印象もあり、来年はやや控えめにして経過をみるつもりです。

犬の散歩をしている人が一番香りを楽しんでいると思うんです(笑)

2018年の秋~冬は霜が上がらず暖冬でした。陽当たりのよい場所に植えてあるためか葉が落ちず蕾があがり続け、1月でも開花がみられ、耐寒性の強さを証明してくれました。

木質化した茎はカイガラムシが付くこともありますが、滑らかさもあるので除去も楽。猛暑の夏バテは灌水をたっぷりと。陽当たり100%の場所に植えていますが葉が夏バテしたことはありません。

シェエラザードは一家に1株、いや2株あってもいいんじゃないかしら。(・・って、私は2株植えちゃいました・笑)手を掛けた以上に応えてくれる素敵なバラですよ。

2013年 / シュラブ / 日本 / ロサオリエンティス 木村卓功 / 四季咲き / 強香 / 中輪 / 樹高1.5m

オサオリ生活を始めるならこのバラがオススメです