バラの育て方

猛暑に強い!大暑性のある四季咲きバラ

暑い~っ!
毎年のように夏の最高気温が更新され、猛暑が続いています。

そこで、大暑性の高いバラを調べてみました。
一季咲きのバラは比較的暑さに強いので、半つる繰り返し咲きを含む四季咲き性の強いバラに絞ってまとめました。

レイモンブラン(デルバール)

2010年 / フランス / デルバール / 繰り返し咲き / 中輪 / 強香 / シュラブ / 樹高1.5m

デルバールのバラはどれもゴージャスでコケティッシュ雰囲気があり、作出のポリシーを感じさせてくれます。シャンテ・ロゼ・ミサトローズ・ポンパドールは特に大暑性が高いとはいわれていませんが、我が家の環境(地植え+西日+猛暑の条件下)で猛暑をものともせずに咲いています。育種地のフランスの気候と大暑性が、日本の気候にあっているのかも。

レイモンブランはやや紫がかる濃いピンクの独特の花色。中輪の花を繰り返し咲かせ、耐病性も強く、枝がしなやかで、ショートクライマーとしてアーチやオベリスク、フェンスなどに仕立てることができます。

余談ですが・・

バラの名前はカリスマ・シェフのレイモン・ブランさんが由来だそう。ブランさん、なかなか渋いイケメンおじさんですね。オックスフォードにある高級ホテル「ベルモンド」にいけば、ブランさんのお料理がいただけるようですよ~

デルバールの大暑性の高いバラ
デルバールで大暑性の強い品種は他にもアレゴリーアメリノートンなど定評があります。アンリ・マチスエデュアール・マネクロード・モネアルフレッド・シスレーモーリス・ユトリロなどの「印象派画家シリーズ」も丈夫でオススメです。

パシュミナ(コルデス)

2008年 / ドイツ / コルデス / 四季咲き / 小中輪 / 微香 / フロリバンダ / 樹高1m

コルデスはアンジェラアイスバーグサマーメモリーズなどで知られるバラのナーセリー。コルデスのバラって独特の魅力があって、ロザリアンのお庭には必ず一株はあるはず!

パシュミナは、アンティークタッチの花容で人気があります。ディープカップ咲きからロゼッタ咲きへと開き、小さなピエール・ド・ロンサールともいわれるほど、よく似ています。ピエールよりコンパクトで雰囲気のにているパシュミナ、オベリスク仕立てがオススメです。

春・秋の花もちはすごく長く、ずっと咲いているような印象です。樹形は横張りで、やや暴れるので剪定で調整します。うどん粉病・黒点病にも強いのですが、トゲがすごい。でも樹高は低めなので管理しやすいバラといえます。

コルデスの大暑性の高いバラ
有名なところだと、ホーム&ガーデン。耐病性もよく初心者向きなバラで、ホームセンターで新苗が出回っています。2017年に発表されたバルコニー向きのフロリバンダのデュエットバルコニアも耐病性がよく、小中輪でグラデーションする花色が華やかな品種です。

マリーヘンリエッテは耐寒・大暑・耐病性ともに太鼓判のバラ。丈夫な品種ですが、日本では成長旺盛なため、つるバラ扱いとなります。少しスペースがとれる場所にいかがでしょうか。

オーブ(ロサオリエンティス)

2014年 / 日本 / ロサオリエンティス / 四季咲き / 大輪 / 強香 / シュラブ / 樹高1.5~1.8m

木村卓功さんの育種するロサ・オリエンティスのシリーズは、日本の気候にあわせて品種開発されているので、近年つくりだされた品種はどれも大暑性が高いです。その中でも、オーブは丈夫なバラ。強いミルラ香、桃~薄いピンクにグラデーションした超大輪の花、太い枝、大きなトゲを持ち、濃くしっかりとした照り葉は病害に強いので育てやすいバラです。

ロサオリエンティスの大暑性の高いバラ
オーブは大輪バラゆえに全体的にごっつい印象です。大きくなると太い茎が暴れてきますので地植えも鉢植えも枝の広がるスペースが必要。もっとコンパクトなバラがいい方にはエンデュミオンエウリディーチェがオススメです。どちらも樹高1.3mぐらいなのでベランダ栽培に向くと思います。

私のお気に入りはシェエラザードダフネ
大暑性は普通程度ですが、暑さで葉を枯らしながらも花つきがバツグンに良く返り咲いてくれます。人気なバラの条件は丈夫であるってことに尽きますね。

ロアルド ダール(デヴィッド・オースチン)

2016年 / イギリス / デビット・オースチン / 繰り返し咲き / 中輪 / 中香 / シュラブ / 樹高1.5m

イングリッシュローズは耐寒性はばっちりだけど、大暑性はあんまり・・という声をよくききますが、剛健なロアルド・ダールなら杏色の花を次々に咲かせてくれます。カップ咲からロゼット咲に変わる様子も愛らしいバラです。

炎天下でも枝がするするとよく伸び、照り葉もしっかり育ちます。やさしい花色と濃い緑葉の対比が美しい。他に、クイーン・オブ・スウェーデンも暑さに強いと評判です。

ロアルド・ダールは華奢な印象のバラですが、びっくりするほど丈夫です。ロザリアンの中には日向+無農薬で育てている方もいらっしゃいます。トゲがほとんどないのもうれしい。

ファビュラス!(Jacson&Perkins)

2003年 / アメリカ / J&P / 四季咲き / 中輪 / 微香 / フロリバンダ / 樹高1.8m

アイスバーグの白さと、セクシーレクシーの多弁で大輪な花姿を受け継いでいるファビュラス!。耐病性、耐寒性に優れ、咲き続けるフロリバンダです。

実がついても咲いているほど剛健。日本の気候だと成長が旺盛で、太いシュートをうまく仕立てると修景バラにもなります。

白系バラは名花・アイスバーグが安価で出回ってしまうため、アイスバーグより多弁で華麗なファビュラス!はあまり店頭でみかけないんです。もっと人気がでてもいいと思うバラです。

ギー ドゥ モーパッサン(メイアン)

1995年 / フランス / Meilland / 四季咲き / 大輪 / 強香/ フロリバンダ/ 樹高1.2m

アンティークタッチの花形とピンク色が印象的なバラ、ギー・ドゥ・モーパッサン。さわやかな香りとオールドローズのような佇まいが魅力的です。深いカップ咲きからロゼット咲きへと咲き進みます。花つきが良く、株が充実すると房咲きになり、花もちも良いバラです。
メイアンでは他に、ホワイト・メイディランドもオススメ。花付が良く5月中旬から晩秋まで咲き、猛暑でも純白の涼しげな花をたくさん咲かせてくれます。
メイアンの中でも大暑性で必ず名前があがるギー・ドゥ・モーパッサン。花弁が多いのに暑さにつよいところが人気なのかも。そういえば、これも有名作家の名前がついてます。作家名のバラはハズレなし!
夏でもバラが咲いてくれるのは嬉しいですね。
こうやってバラのことを書いているとまたまた欲しくなっちゃいます!