ローズコレクション

エブリン

イングリッシュローズの中でも香りの良さで依然人気があるのがシャリファアスマとエブリンです。すでに国内のパテント販売が終了しており、挿し木で増やしている方が多いようです。

ロサオリエンティスやデルバールなどと比べるとものすごく水を欲しがるバラという印象です。照りのないオールドローズのようなグリーン葉をしていて、水遣りがたりないと葉先がすぐチリチリになります。また、葉水をあげないとダニもつきやすいようです。

強いフルーツの香りと柔らかいティーのラストノート

株が若くても蕾がたくさん付きますが、花の重さのため花首がぐらぐらします。摘んだときに9センチだった花が、室内に飾っている間に11センチまで広がりました。株が充実すると花径14センチほどになります。

トゲはあまり多くなく、見た目よりも固い枝です。そのため、ステムが細いと花の重さで根本から折れてしまうことがありました。蕾が付いたら風で揺れない場所へ移すなどケアしたほうが無難ですね。蕾が折れてはかわいそう。

寒さに強いが暑さに弱いエブリン

花が大きいバラ特有で、株自体はさほど急成長しませんが、鉢でフロリバンダのように扱ってもいいし、あるいは半つるのシュラブとして育てることもできます。株元には咲かないので、枝咲づくりが大切な品種です。

夏バテしそうなので反日蔭になる場所に地植えしたところ、相性がよかったようで活発に育っています。 ここは午前10時前までと午後3時過ぎから陽が差し込み、高気温の時間帯は陰になるため直射日光があたらないのです。(冬場も直射光が差し込むのがポイント)

するするとよく伸びるしっかりとした茎。春から夏にかけて勢いよくつるバラらしく成長します。 秋にも中輪の花を咲かせました。こまめな追肥によって開花が楽しめる品種だと思います。

見違えるほど葉が元気になりました

鉢植えだったときよりも植えた直後から明らかに葉がシャンと立ち、元気がよくなったように見えます。地植え一か月半で2番花の蕾があがりました。肥料はマグァンプKを土に、ハイポネックスのNexcoteを少量置き肥しています。特に薬剤散布はしていませんが、涼しいスペースなので虫も来ないみたいです。茎の伸びもよく、背が高くなりました。もともとつる性に仕立てられる品種なので、このまま大きく育ってくれたらいうことなしです。

ステムキャンカー 枝のない側が枯れこんでいます

そうそう、エブリンではじめてステムキャンカーをつくってしまいました。枝枯れ病といわれるものです。 枝切りの時期や切り口の処理などは通常のバラよりも長めに切ったほうが安全だと思います。また、切り口には癒合剤を塗布する、ハサミは清潔に保つなど、最新の注意が必要です。今や枯らしてしまったら2度と手に入らないバラですから、扱いはセンシティブにしないといけませんね。