バラの病気・害虫対策, アトリエだより

長梅雨と猛暑時のケア

2020年の夏、東京はほぼ7月末まで長梅雨でした。コロナ禍と雨、気持ちがふさぎ込んでしまいます。バラにとってもつらい気候でした。株や枝の枯れこみが起こり、共通した原因がありましたので対処法についてまとめておきます。

7月は雨の中での花殻切りが大変でしたし、8月は堰を切ったように猛暑続き。濡れっぱなしや日照り続きでは、切り口から腐ったり枯れたりしやすい。こんな時は切るのではなく軽めにピンチする=茎を折ってあげると蒸散しづらく、枯れこみ防止になります。日照不足で黄色くなった葉も、追肥とピンチで回復しました。

株の枯れこみは植えてある環境に原因があります。朝晩水やりをしていましたが8月半ば頃、シュラブとつるバラが枯れているのを見つけました。防虫剤は6月末に散布しているので原因は虫ではなさそうです。

枯れたバラは共通して根元が直射日光にさらされた環境でした。長梅雨で葉を落としていたバラの根元を覆っていた雑草を取ったため、根元が高熱になり耐えきれなかったと思われます。ほかの元気なバラたちは根元にアジサイやクリスマスローズが植わっていて、暑さに弱いといわれるER種やオールドローズ系も2番花を咲かせ元気いっぱいです。

落葉樹やグラス類を植えることで猛暑の日射を防ぐ

鉢植えでバラを育てている方は、鉢に直射日光を当てないよう移動させたり、2重鉢にしたり工夫されているかと思います。地植えの場合は移動できないため、代わりにチップなどでマルチングするのもよいですが、チップに虫が湧くこともあるので、他の植物と共生させることで株の負担を和らげる方法をオススメします。夏に休眠する植物と組み合わせると1年を通して花が楽しめるお庭になるでしょう。

西東京は雨が降らないまま気温38℃を超す猛暑続きで、暑すぎてセミが死んで鳴かない日や、ヤブ蚊すら暑くて飛ばない日が続いていました。熱中症が叫ばれるときはバラや植物もかなり限界、養生するサインになりますね。