一季咲きのバラには花芽がない時期のでアブラムシが付きにくいのですが、カイガラムシはゴツゴツとした茎に着きやすいので梅雨の時期はバラの幹をよく観察してみてください。今日はピエールの幹にたくさんカイガラムシをみつけ、慌てました。
カイガラムシってどんな虫?
果樹や庭木につくカイガラムシは全国のほぼどのの地域にも分布しています。6~7月は、風の強い日などにカイガラムシやアブラムシが飛来してくることがあります。放っておくとカイガラムシの排泄物や分泌液を栄養源とするスス病が発生し、樹木の成長が損なわれてしまいます。
カイガラムシは防除できる?
風にのって飛んでくるものは、高い塀やフェンスで囲まれた庭には入り込みにくいのです。でも風通しがわるくなるし、日当たりのよい場所は解放的な空間にしておきたいですね。ベニカファインスプレーDXが予防にきくと聞いてやってみましたが効果ゼロ。幹にかけるぐらいなら葉にかけましょう、高い薬ですから!
専用スプレーとマシン油で駆除
マシン油やカイガラムシ用のスプレーで防ぎましょう。カイガラムシがまだついたばかりで、殻の薄い時になら「住友化学園芸 カイガラムシエアゾール」でスプレー駆除するのが便利。マシン油でベタベタになることがなく、シュっとひと吹きで遠くの枝、高い枝まで届くので便利です。
マシン油は手がベタベタするのでスプレー愛用しています。一度使っちゃうと、便利で手放せません~
最後はやっぱりハブラシが最強
ゴツゴツした幹などに固まってしまったカイガラムシには、スプレーは効きにくいので、最終手段のマシン油剤とハブラシで駆除します。新聞紙をしいて、土に落とさないようにハブラシでこすります。
うっかり落としてしまうと、また風に舞って別の植物で増加する恐れがありますので、とりこぼさないようにします。