ローズコレクション

アルケミスト

濃い杏色からクリーム色に色変わりする、一季咲きのつるバラです。錬金術(アルキミスト)という名前どおりの不思議な花色は、他に類がない魅力があります。

1956年作と、近代につくられたバラですが、くしゅっとした花姿にはオールドローズの趣があります。日中は感じにくいですが、冷えた早朝の花には甘い香りが楽しめます。

この花色!多弁なリッチ感がステキなのです♡

皺のあるペーパーのような肉厚のある花弁はとても花もちがよいので、長く庭で楽しめます。トゲは多いですが、枝はするすると良く伸び、枝が細くても大きな花を咲かせます。

主枝はとても太いので、アーチよりフェンスや壁面など広い場所に仕立てるのが向いています。半日蔭でもよく育ちます。むしろ少し日陰のほうが花色が濃く映って、とても綺麗なんです。

サーモンピンク系がお好きな方にはおすすめ

咲き始めの色は、それはもう美しいサーモンピンク。咲きすすむと、バフイエローが加わり、最終的に薄いピンク色になります。

耐病性が強くて、完全無農薬で育っています。梅雨時でも黒点病がでる気配がありません。1番花も綺麗でしたが、2番花もゴージャスで香りがよく、本当に美しいバラです。

花もちもよいです

夏は旺盛に光を求めて枝を伸ばします。サイドシュートも太くてしっかりしています。ピエール・ド・ロンサールほどではないですが、枝はかなりゴッついです。広いスペース、あるいは構造物を必要とします。ポール仕立てでも大丈夫かと思います。

今では入手が難しいバラなのでオンラインショップで探してみてください。一季咲きなのが惜しいほど、美しい。それゆえに春が待ち遠しいバラのひとつです。

1956年 / ドイツ / シュラブ – Shrub / 一季咲き / 大輪 / 微香

ボリューム感がすばらしいバラです