バラの名前はフランスの俳優、ブノワ・マジメルに由来します。ブノワが主演俳優として映画のプロモで来日した時、横浜へ会いにいったのは20年前のこと。ツーショットに写る、はにかんだ笑顔の彼は初々しい若者でした。
今は熟年となり、重みのある役作りが似合う名優です。作出者の岩下篤也氏が直接ブノワにコンタクトをとり、名前の了承を得たものだそうです。
甘いティー香のクォーターロゼット咲きです。寒くなるとアイボリーのバラがグリーンがかったり、グレーサテンのような赤味がかったり色が転びます。
枝はトゲが多く剛健ですが、同様に花首もしっかりしていて繰り返し咲きも旺盛です。株が充実してくる3~4年目には、枝の直径が1センチ以上に太くなり、サイドシュートがよくでます。
サイドシュートを外に誘引しながら株中に空間をつくると、花がぶつからずたくさん咲かせることができます。古枝の交換もしやすいですよ。
株が充実してくると病気がでにくいです。株が若い時はうどんこ病にかかりやすいので若芽が小指ほど伸びてきたら薬剤を散布して耐性を持たせ、予防しておくとよ管理がしやすいです。
赤い新芽がアブラムシに狙われやすいので、オルトランと野菜用などのアブラムシ除けはかけておいた方が手入れが楽できるかな。よく咲くので肥料をこまめにあげることで黒点病はかなり抑えられます。
2010年 / シュラブ / 日本 / 四季咲き / 中大輪 / 微香