ローズコレクション

バフ ビューティー

バフ(buff)とは牛やシカの揉み皮(革)、その淡い黄褐色のこと。バフビューティはセンター杏色から外側にクリーム色へとグラデーションする花弁をもつ、半八重のロゼット咲きのバラです。ムスクとティーの優しい香りが魅力的で、秋咲きは(春よりも花数が減りますが)花色が深まり美しい。

つる性でトゲが少ないのですが、株は剛健で旺盛。日陰でも問題なく成長します。大きくなるので広さのある場所で育てないと、茎が太く固くなるので仕立てに苦労します。ピエールドロンサールと同じ様に扱うと楽だと思います。

花が大きく俯きやすいのでアゴの高さぐらいで剪定して、目線より上に咲かせると綺麗にみえます。

春 咲き始めのバフビューティ

実は某ネットショップで買った小さな株が成長がいまひとつ良くなく、別の店で買った株は問題なく旺盛に成長しているから、最初の株はなにか問題があったんでしょう。(実はこのネットショップの苗木は2株ほど成長阻害がでています。あまりにハズレが多いのでもう買わない)とはいえ、株は可哀想だからいつか接ぎ木して台木を変えてあげようと思っています。

このつつましやかなイエローの花色は、ピンク系のバラの多い庭でもしっくり合うのでオススメです。

1939年 / イギリス / ハイブリッド ムスク / 返り咲き / 大輪 / 中香