ローズコレクション

白モッコウバラ 八重

白モッコウバラはとにかく日陰に強く、トゲがなく、成長力がめざましいつるバラです。まったく陽があたらない北面、隣地と挟まれた真っ暗な場所でも、少しでも明るければ驚くほど成長し花を咲かせます。青々と美しい細葉と枝は、放っておくと12メートルぐらい伸びますので、バラ初心者には難易度が高いです。つるバラの所作を覚えてから挑戦することをオススメします。

花柄は切らずとも花房ごとボトボトと落ち、桜のように花びらで散ることがありません。新芽が7月にはつき始めてしまいますので、それよりも前の5~6月上旬までに剪定します。樹形のバランスを見ながら、花の咲き終わった枝をおおよそ半分くらいまで剪定します。

育ててみた感想です。
鉢増しや地植えすると、最初の3年ぐらいは花が咲きません。どうやら株が充実するまで枝葉を伸ばすことに集中する性質があるようです。花が咲かない!と慌てることはないので安心してくださいね。じっと待っていると、突然満開に咲いて驚かせてくれます。

冬剪定は不要です。冬に枝をきるといっしょに花芽も落としてしまい、花が咲きません!モッコウバラは開花が終わりになりかけたら剪定してもいいぐらい花芽分化が早いです。

原種  / 一季咲き / 中香 / 小輪