バラの育て方

初心者向き!バラ庭づくりのレシピ

イギリスの雑誌でみた、バラの咲く小さな庭。
フランスの片田舎の野趣あふれるバラ庭。
・・・ 素敵

さぁ、心の中に思い描いたバラ庭をつくりましょう。
ローズガーデンづくりに欠かせないアイテムを初心者の方向けにまとめました。

とっておきのバラ庭づくり

植えたら枯れてしまった・・・ではガッカリしてしまいますね!そんな私の実体験から、初心者でも失敗の少ないと思うオススメの植物構成を考えてみました。

香りのよいブッシュローズ
3本
照り場で香りがよく近年作出された耐病性の高い、四季咲き性のバラ。スペースに余裕があればフロリバンダもOK。
つる性のモダンシュラブ
または
クライミングローズ
2本
アーチに向くバラ、フェンスに向くバラなど用途にあわせて選ぶ。オススメはアンジェラやバレリーナなど。
背の高い宿根草
各2
アナベル、ラベンダーなどスペースに合わせて増減。ベロニカ、セージ、サルビア、バーベナ、ネペタなどブルー系はバラに合う。
(クレマチスなど蔓性植物は初心者には難しい)
背の低い一年草
各3
季節の花苗は1ポット×3つ用意
オルラヤ、ビオラ、ジギタリスなど、バラ庭の定番を。
球根植物
適宜
クリスマスローズ、ヒヤシンス、チューリップやムスカリなど春先の庭を彩るもの。ユリ、グラジオラスは夏の庭に、リコリスやネリネは秋の庭づくりに。
グラウンドカバー植物
適宜
グレコマ、アジュガ、エリゲロン、セダムなど。グラス類も良い。

四季咲きバラの魅力

せっかく好きなバラを植えても枯らしてしまうと情熱も失ってしまいがち。そんなことがないように、はじめは育てやすい品種を選びましょう。育てやすい品種とは、耐病性があり、よく咲くバラのこと。ポイントは、近年に作出された品種であることです。オールドローズと比較して耐病性が飛躍的に向上していますので、手がかからないし薬剤代もかかりません。

つるバラで風景づくりを

つるバラは、枝を長く育てて構造物やフェンスに誘引し、バラの景観をつくりだすことができます。四季咲きバラが目線より低いところに咲くバラだとすると、つるバラは目線より高い位置にレイアウトするバラなのです。景色をつくるバラ選びのコツコツは、ボリューム感がだせる品種かどうかといえるでしょう。

房咲きで繰り返し咲きの性質をもつものを選ぶと、華やかさが楽しめることでしょう。あるいは中輪の花径でお好きな花弁のバラを選んでみるのも良いかもしれません。タイプの違うバラを育てることで、よりバラ庭づくりを楽しめることでしょう。

宿根草や1年草で庭を彩る

オシャレなガーデンには必ずある宿根草、それはアナベル!もちろん、日本のアジサイもよいのですがアナベルはアメリカノリノキといって、みなさんご存じのアジサイと少々扱いが異なります。詳しくは、アジサイの項目を読んでくださいね。
そのほか、レシピに書いた植物は実際に植えてみて、丈夫で美しく、手入れが簡単だと感じたオススメのもの。近所で買い揃わない時は、宿根草の専門店「おぎはら植物園」のオンラインショップで探すと、いいものみつかるかも。

宿根草を植えるときは、成長した時の高さをよく考えて、奥に高い植物、手前に低い花を植えましょう。花壇に奥行がでて、立体的にみえる効果があります。

球根植物

多くの宿根草や1年草は、秋が終わると咲き終わり、種や根の形で冬越しにはいります。バラも冬に剪定・誘引されて枝のみの姿なので寂しいお庭に。球根植物は、クリスマスロースのように12月に咲くものからチューリップやムスカリのように春に咲くものまで、多種多様。開花期間も長いので、花のない季節にも庭に彩りをあたえてくれます。

グラウンドカバー植物

バラや宿根草などの植栽があるエリアと歩道との境にあたるボーダーラインには、雑草除けと景観向上のため、地面をドカバーする植物を植えましょう。グレコマやエリゲロンなど、匍匐して広がり花もかわいらしい植物がおすすめです。たくさん増えたら簡単に減らせて、余分は寄せ植えにいれたりと、活用の幅も広い植物たちです。

いかがでしたか?
素敵なバラ庭ライフ、始めてくださいね!!!