ローズコレクション

シャンテ ロゼ ミサト

オリジナル名は貧困層への奉仕したことで知られる修道女エマニエルから命名されているそうですが、日本ではシャンテ・ロゼ・ミサトとして販売している、ふたつ名のあるバラ。

よく返り咲き、日本の気候でも育てやすいバラだと思います。大暑性が強くて真夏の炎天下でもしっかり育って大粒の蕾があがります。

濃いめの落ち着いたトーンのピンクの花弁のカップ咲きです。ミルラ香が強くて濃厚。ミルラ好きにはたまらない。

樹勢は強く、枝はしなやかで剪定でコンパクトにまとめたり、伸びる枝を活かしてつるバラのように仕立てることもできます。新苗は蕾をこまめにピンチしないと、花が大きく花弁が多いからなかなか枝が育たないと思うので、しっかり株を太らせたほうが花数が増えて楽しめると思います。

濃いグリーンの照り葉は病害虫にも強いけれど、蕾があがると体力を取られ黒星病がでやすくなるので、ベニカを散布と追肥はかかさずに。大輪バラの宿命よね。

困っていることに、カミキリが寄ってきやすいのはなぜでしょう?この子だけ何度も根を食われてます。根元にがっちり薬剤塗布しないとミサトが襲われちゃう。香りがいいせいかしら?虫にモテモテすぎるのよねミサトちゃん。

2004年 / ブッシュ(直立性) / フランス / デルバール /  四季咲き / 強香 / 大輪 / 1.5m