アトリエだより

フューネラルリースの撮影にて

モダンスタイルの葬儀用リースです。
公園で撮影したのですが、とても珍しいデザインなので通りがかりの人々が足をとめて、みなさんケータイで写真をとったり、質問してくださったりと、とてもにぎやかな人だかりができました。

「初めてみました!」
「本でみたことがあるけど実物をみたのは初めて」
「あなたが作ったの?」等など。

純粋な驚きと、感動が、ダイレクトに伝わってきます。
自分のつくる作品については、日々厳しめにみる癖がついていた私にとって、とても嬉しいリアクションでした。

オランダサイズで制作したため直径が80cm以上あり、輪の太さは20センチあります。うふふ、巨大 重くて、ひとりで運ぶのが大変でしたが、とっても丈夫に作ったので倒れても花が傷むことはありません。お葬式で飾るものですから、運搬でこわれるようなリースの土台づくりでは技術不足なのです。

それにしても綺麗な鉄砲百合。
白百合はマリア様の象徴なので葬儀に限らず用いられる機会が多いかと思います。百合の他にはダイアンサスとストック、トルコキキョウなど、香りのよい花も含んでいます。亡くなった方をいつくしむ花選び、重要です。

昨今は、お供え花も白に限らず故人が好きだった色や花を装飾する機会も増えてきました。ペット葬儀では可愛らしい色でとオーダーされる方がほとんどです。結婚式が多様化していますから、葬式も今後、もっと変わっていくのではないでしょうか。