ローズコレクション

プリンセス シャルレーヌ ドゥ モナコ

Haiku Perfumellaというバラがモナコ公国の公妃シャルレーヌに献上されて呼称が変わりました。似た名前の「プリンセス ドゥ モナコ」は故グレース王妃に捧げられたバラで、まったく異なる品種です。どちらもメイアンのバラなので、間違いやすいですけれど。あっ「ジュビレ・デュ・プリンス・ド・モナコ」もあったっけ。紛らわしい(笑)。

parfumflowercompanyには、シャルレーヌ妃にお披露目した時のパーティの様子が掲載されています。グレース王妃が愛したローズガーデンをイブ・ピアジェが支援して改装したと書かれています。いつか訪れてみたいものです。

春の咲き始め プリンセスシャルレーヌドゥモナコ 

シャルレーヌ・ドゥ・モナコはサーモンピンクの波状花弁で、センターがややオレンジがかった花色です。多弁なフリルの大輪でアンティークな雰囲気です。フルーツとティーのとっても甘い香りがします。直立するシュラブですが、枝は太くてもよく曲がり、誘引しやすいです。トゲも葉もしっかりとしていますが、株の成長はゆっくりしています。

冬になると枝に赤い斑点がでます。これは寒さによる障害だそうで暖地向きの品種なんだそうです。つまり耐寒性は強くないということ。また、葉の薄い感じからして大暑性もさほどなさそうなので、通年陽のあたる明るい木蔭に植えています。

若木の頃は黒星病がよくでましたが、樹勢がついてくるとほとんどでなくなりました。花弁数が多いせいか春は遅咲きで、返り咲きでもゆっくりと大輪を咲かせます。プリンセスらしくゆるゆると気長に育てたいバラです。

2014年 / フランス / メイアン / ハイブリッドティ / 四季咲き / 波状弁抱え咲き / 中香 / 大輪 / 樹高1.5m