アトリエだより

早朝、秋色の公園で

ヨーロッパでは秋の収穫を祝って、感謝祭には羊と麦の穂を編んだリースをドアにつるしたと言い伝えられています。バラの実、余った花材や拾った小枝を集めて、小さなリースをつくりました。麦の穂はないけれど、あるものでつくるリースも、いいものです。

リースを撮影するための場所をさがして、アトリエ近くの公園を歩いています。この公園には大きな池があって秋色がとても美しい。この景色を眺めながら散歩する時間は例年の楽しみとなっています。

お気に入りの、カシミアのカーディガンを羽織っただけだったので、少し、気温が低くなってきたので、吐く息が白くみえます。マツやモミの樹、青々と苔の広がった幹、鳥のさえずり。黄色くなったイチョウの葉が風にのって流れていくのをぼんやりながめています。