宿根草の育て方

紫陽花を挿し木で増やすコツ

40年近く、竹藪の陰になって庭は日陰で真っ暗でした。そんな庭でも紫陽花はよく育ちます。紫陽花を増やすのはとっても簡単です。今回はその方法をまとめました。

鉢に挿し木をする場合

大まかな手順はこんな感じです。

  1. 脇芽と両葉のある枝を、2節のこして10センチにカットする。
  2. 葉を横半分にカットする。
  3. コップに水をたっぷりいれ、半日ほど枝を水揚げする。
  4. 土に挿す前に、枝を角度をつけて斜め切りする。
  5. 鹿沼土の入った鉢を用意し、1節埋まるぐらい深く挿す。
  6. 鉢を明るい日陰に置き、土が乾かないようこまめに水をあげる。

水揚げをしっかりやること、5センチぐらい深く鹿沼土に挿すのがコツです。新芽がでるのに1カ月ほどかかります。節の脇や、土際の節から新芽がでてきます。挿し木は9月までに土植えします。

地植えでできる簡単挿し木

Howto本にはない、我流の挿し木方法です。

挿し木の時期は、梅雨の頃がよいです。
剪定した際にでる、やや古くなった枝を挿し木に使います。しっかりした30~40センチぐらいの枝を切ったら、そのまま枝ごと地面に10~15センチ以上深~く挿します。

2週間ほど毎日朝晩お水をあげ、土が乾かないように様子をみます。2週間~1カ月たつと、枝と土の接点に新芽がでてきます。突き刺した茎の節からも葉がでます。不要な葉は自然に落ちるので放っておきます。夏になると新芽が育ち、根もしっかりしているので移植できます。

この方法で挿し木したアジザイは、鉢挿しと違って1年で大きな株になります。2年目は活着が良すぎて抜くのが大変なぐらいです。枝を支柱代わりに土に挿しておいたら根付いてしまい、この方法を見つけました。何回やっても成功するのですが、他の方もできるのかな?