アトリエだより

伝統的なクリスマスドロップづくり

ガーランドの真ん中をゆるく垂らし、ボタンで両端をとめるスタイルはフェストーンと呼ばれています。古くはローマ時代に建築装飾としてデザインされたもので、ローマ人の書物にはどのような時にどんな手順でつくるかが記録されているそうです。

現代でつくるフェストーンはオランダの花資材メーカーがつくりだした便利なツールがあるので、フローリストはワイヤーやテープを使って手早くつくります。先日、横浜のドリーン先生から伝統的なクリスマス・フェストーンを習いました。

つくりかたは至って簡単、ロープにヒバをひたすら巻きつけていくだけ。ヒバの土台は、ボウリングのピンのようなゆるやかな形を描かないといけません。トッピングの飾りはヒメリンゴや野ばらの実、などお気に入りのものをつけています。