オベリスクとは、もともと古代エジプトの記念碑のことです。形状が似ているので園芸用の支柱もオベリスクと呼ばれています。
オベリスク仕立ては、狭い場所でもつるバラを仕立てることができる方法です。枝の曲りを利用するので、硬い枝、太すぎる枝の品種にはむきません。
オベリスクの設置
鉢植えの場合、オベリスクの中心に株元が来るように設置しますが、地植えの場合は、株から離して設置することもできます。枝が長くなれば支柱の直径も広くなります。
オベリスクの仕立て方
- オベリスクは垂直に立てて地面または鉢に固定します。
- 枝の整理、枯れ枝を切りとります。
- 主枝にならない弱い枝は花付きも良くないので根本で切り取ります。
- 枝がオベリスクの外側にくるように移動させます。
- 太枝から順に寝かせるように巻きつけ、留めていきます。その方が花が下部まで咲きます。
- 花が咲く品種もあるので、株元に近い場所にでている分岐枝は残します。
- オベリスクの一番上まで巻かず、オベリスクの飾りをみせます。
簡易なオベリスク製品
オベリスクを買おうとすると、アイアン製でお値段もお高いものばかり。アイアンのオベリスクって重いし、錆るし、捨てる時も大変。
竹を3本結んで作るシンプルなものもいけれど、もっと大きいサイズを・・という方にオススメは簡易組立式オベリスク。カラーはブラックとホワイトがあり、サイズは150cmと210cmの2種類。U字型のフレームを十字にあわせ、トップの飾りとリングを3段はめれば完成、というもの。
丈夫なスチール製なのに、安価です。はめ込み式リングは高さ調整や取り外しが楽にできます。枝が伸びてアーチに仕立て直したい時にも、これだとするっと上から支柱が抜けるのがいいです。