ローズコレクション

アミ ロマンティカ

アミ・ロマンティカは小中輪の多弁なバラで、繰り返し咲きのつるバラです。ベイサルシュートやサイドシュートが活発で、照り葉で黒点病がでても落ちにくく、樹勢もあまり落ちません。

花は、同じ株でも季節で花色が違います。
蕾から開花まで、順を追ってみていきましょう。

蕾は全体的に青白く、開いてくると花芯が盛り上がって、中のほうのピンク色が濃く広がります。

春の咲き始めはカップ咲きです。

春のアミロマンティカ(青みが強いピンク)
雨が少ないGWの時期なので花首がしっかりしています。わずかにティー香がありますが、真夏はほとんど感じられません。それでも夏日に負けずポチポチと咲いてくれます。

花芯がしっかり見えてくると、やがて色が褪せて花が終わります。この状態でも長く咲くので花もちは良いバラだと思います。

夏のアミロマンティカ。
花芯にいくほど渦があります。
梅雨で花弁が汚れ気味ですがしっかり咲きます。

秋のアミロマンティカ。
赤味が強いアプリコットカラーに。
数は少ないですが美しい花色です。

開ききると直径6センチぐらいになり、ステムが細く短いため、開花すると頭をさげてしまいます。雨が降っても花が枝ごと顔を下にむけてしまうので、アーチ仕立てにして下から眺めると綺麗です。ただし、よく返り咲くため枝の伸長はゆるやかなためアーチになるまで時間がかかります。

枝は直径1センチぐらいになるので、オベリスクにゆるく巻けることはできますが、枝がしなりにくいので大きくなると納めきれなるかもしれませんね。

2010年 / つるバラ / メイアン / カップ咲き / 繰り返し咲き / 小中輪 / 微香