宿根草の育て方

ユーパトリウムの育て方

先日の台風でほぼバラの蕾が折れてしまいました。
秋バラが咲き始めましたが1~2輪ぽつぽつとしか咲いてくれないので、庭のいろいろなバラを摘んで、小さなブーケにしました。引き立て役はパニカム、フジバカマ、ユーパトリウム、アズレアです。

いずれも庭に咲いていたものなので100%自家製ブーケ”ミルフィオーレ”風。

ミルフィオーラ風ブーケとは

ミルフィオーレとは、千の華という意味のイタリア語。古都フィレンツェの栄華を花にたとえた表現です。実は、ブーケにもミルフィオーレという仕立てがあります。一つ一つ異なる草花で構成する、万華鏡のようなデザインのブーケのことです。

今日は、ブーケの中で野趣な存在感を放っている、ユーパトリウムについてご紹介します。

ユーパトリウムの育て方

ユーパトリウム セレスチナム(青色フジバカマ)は、夏ごろになると園芸店に入荷します。(近くて入手できないときはおぎはら植物園へ)

花苗(ポット)で購入して地植えすると、翌年、ふたまわりほど大きく育ちます。2年目は茎が木化したように固くなるため、横張りに広がります。そのため、複数植える場合は、株の間隔を40㎝ぐらい空けたほうがいいでしょう。

一度根付いてしまえば、西日の当たる場所でも元気に育ちます。冬になったら地上部が枯れるので株元で切り戻し、初夏に葉が動きはじめたら肥料をあげてください。

ユーパトリウムの挿し木方法

増やし方は挿し木がおすすめです。
実生でもできますが、挿し木のほうが簡単で失敗がないと思います。

  • 綺麗に咲いたら切って部屋に飾って眺め、しばらく水に浸けておく
  • 発根したら、すぐに土に深挿しします。
  • 葉の付け根(節)部分は必ず1箇所土の中に入るよう挿します。
    (ここからも根付きやすい)
  • 毎日水やりします。1週間ぐらいで根付きます。

庭の咲いて欲しい日陰のエリアに、水につけず伸びすぎた枝を切ってそのまま土挿ししておいたら、秋雨にあたってそのまま根付いてしまいました。こんな雑な方法でできちゃうぐらい、丈夫な植物。バラの足元に植えると、バラがより一層綺麗にみえます。