アトリエだより

野ばらと誘引作業の1日

オークンバケットの冬バラ誘引作業に参加してきました。
バラの本を読みながら剪定しても、本当にこれでいいのかと初心者は不安になるものです。オークンバケットのローズレッスンは座学よりも実践がメイン。実習園でバラの移植・剪定・誘引をして、それぞれのバラの癖を理解したり、誘引の仕方やそのバリーエションを学びます。

こちらで勉強すると、それまで読んできた本の読み方が変わります。たとえばバラ本などに「枝先をつくる」という言葉がさらっと書いてありますが、種類ごとの「枝のつくりかた」を知っているかどうかで結果が変わります。

ひさしぶりにオークンバケット加藤先生の丁寧な文章を読んで、その意味するところを以前より深く理解しました。バラを学ぶことは、いつも新しい発見があります。それが嬉しいのです。

今回は奥のスペースの群星やノバラの誘引をしました。なかなの暴れん坊でしたが、サンダースホワイトとロサムリガニーの誘引を思えばこちらは楽勝です(笑)。古びて真っ黒な麻縄を全て切り落として、アーチとアーチの間に壁面を作り出したり、枝を使ってドーム様に編んだりしました。

途中経過や完成時にいただく加藤先生の確認チェックがとても勉強になります。他の方へのコメントも、傍で聞いて学ぶことが多く、その中で自分のバラでも感じていた疑問が解決したり、思い出して質問することで答えが得られて、結果的に剪定に迷いがなくなります。

余談ですが、私の皮手袋は使い古しのゴルフの手袋です。
薄くて指が動きやすくて誘引にはピッタリ。

今日はいい天気で、バラの話だけで1日を過ごしてとってもハッピー。