ローズコレクション

アマンディーン シャネル

Amandine Chanelの魅力は、なんといってもシャネルっていう響きと、花弁の色合いでしょう。なんともいえないモーブオレンジ。

カップ咲きで、どことなくジュビリーセレブレーションに似た印象ですが、ERではでてこない色合いをギヨーのバラで見つけると、つい育ててみたくなります。

寒暖差でラズベリー~ストロベリーピンクに色が変化します。同じ春でも鉢で育てた方は杏色が濃く、うちの日向地植えのシャネルはピンクが強いです。6月にはいり、曇り空が続くと杏色が強く出る様子がみられ、本当に不思議な花色なんです。

6月のアマンディーヌ・シャネル

色繰り返しよく咲く花ですが陽あたりが必要です。株が落ち着くまでは黒星病にかかりやすいですが、2~3年育てると病害にも強くなってきます。花弁が多いバラは得てして体力を消耗しやすく、病気になりがちですが頑張った分だけ綺麗に咲いてくれます。

株が充実してくると房咲きになります。木立性を活かして仕立てるのもよいと思いますが、ショートクライマーとして枝をアーチやフェンスに絡め、枝垂れるように咲かせると見事です。2016年の国際バラとガーデニングショウで見本としてあったアマンディーヌシャネルのつる仕立てが素晴らしくて、販売されていた苗が初日に完売するほどの人気だったのも頷けますね。

'Amandine Chanel®'バラ写真
8月のアマンディーンシャネル

ギヨーのバラはとても美しい品種が多いのですが、コルデスと比べると総じて黒星病がでやすい印象で、鉢植えのほうが育てやすいかもしれません。しっかりとしたトゲは結構痛いですが、花が美しいので苦にならないかな。枝が美しく紅葉する様子がとても美しいです。

2005年 / フランス ギヨー/ ブッシュ / 繰り返し咲き / 中香 / カップ咲き / 中輪 / 1.8m 横張り