アトリエだより

一番バラが咲きました

バラを育てている方の庭先は、早咲きのつるバラや四季咲きバラが開花していることでしょう。フェイスブックやツイッターでみかける、美しい春バラの様子を楽しく拝見しています。

シェエラザード

昨年までの一番バラはアイスバーグでしたが、今年はシェエラザードでした。ほぼ同時にバロンも咲いたので、南西の角は暖かくて成長がいい場所なんだと思います。

バロンはしっかりと白縁がでています。
今日庭先には10輪ほどが咲いていました。このバラは明るい黄緑色のやわらかい葉質で、とてもうどんこ病にかかりやすいバラです。陽当たり、風通しを良くして、しっかり水をかけてあげても罹患します。

バロン ジロード ラン

うどんこ病にかかる原因の9割は水が当たらないことと栄養不足だと、先日小山内さんの講習会で伺いました。ベランダ栽培のバラがうどんこ病にかかりやすいのは雨水に当たらないためだそうです。また、肥料不足による罹患がかなりの確率で起こるんだとか。

ダニ除けをかねて定期的に葉水しているので、思い当たるのは栄養です。バロンの蕾を数えたら60個以上あるので開花が楽しみな反面、すべてを咲かせるためには相応のパワーが必要なのでしょう。

じゃあ追肥、ではなく・・ ここで追肥すると多肥すぎて黒星病がでやすいので、こういう時はロゼアの「有機の雫スプレー」をしています。液肥を葉から吸収させることでうどんこ病を止めます。うどんこ病が出始めたら週1ペースで散布すれば栄養がいきわたり病気が広がりません。(カンカン照りのときは散布は避けることは薬剤散布と同じです)

ラレーヌヴィクトリア

ラレーヌヴィクトリアは、昨年少し伸びた新苗を買って地植えしたところ、1年でとてもきれいなアーチ仕立てになりました。

オルラヤ グランディフローラ

採取したオルラヤとニゲラの種を適当に撒いたら、庭中のあちこちがオルラヤだらけに。ニゲラはその間から顔をのぞかせています。オルラヤが終わる頃にニゲラが開花するんでしょう。足の踏み場もないほど育ってしまうので種の撒きすぎ注意ですね。

春がやってきた・・と思ったら雹(ヒョウ)が降ったり霜が降りたりとGWなのに不安定な東京。バラはいいんだけど野菜は苗の植え付け、新芽の管理が大変で、今年の天候には参ってしまいます。