クレパスキュールという表記もありますが、発音的に近いクレパスキュールとして記載します。
フランス語で夕暮れという意味。
夕暮れの空のようなアプリコット色の花色をしたつるバラです。初めてのノワゼット系バラですが、とても旺盛でどんどんシュートがでてきます。そのため、枝数がものすごく多い。
良く咲きますが、開花まもなく花弁が丸まって、ちょっと崩れたような花形になります。 クシャっとしたハンカチみたい。
終わりかな?と思っても、そのまましばらく咲いているという感じなので、ひとつひとつの花をめでるというよりは、景観としての「夕暮れ」の風情を楽しむバラなのかなと思っています。

枝先に花をつけるので、枝先づくりが誘引のコツです。枝はつるっとしていますがトゲがけっこう痛い。とはいえ、病気もさほどでにくく、繰り返し咲きをしてくれるバラなので、庭にあると嬉しいですね。

返り咲きのパワーの源は大量の葉なのでしょうねぇ。この美しい緑葉がとっても丈夫でノアゼットらしさを感じます。
花形は昔のバラっぽいなと少々古臭さを感じますが、これはこれで好きな人も多いでしょう。枝を展開できるスペースが必要なつるバラです。
とにかくやたらとよく咲くのです。株元も2~3年で直径10センチ大に太くなります。
黒星病にはやや弱いので、適度な薬剤散布と、蕾が多い分エネルギーチャージ(肥料)はこまめにするのがいい感じのバラです。
クレパスキュール / 1904年 / フランス / ノワゼット / 丸弁咲き / 中輪 / 中香 ティー香 / つるバラ / 繰り返し咲き / 1.8m
