バラの剪定・誘引

暖冬時の冬作業

今年も東京は昨年に続いて雪が降りませんでした~!
雪かきがなくてうれしいけどガーデニング的にはちょっと焦る!

四季咲きはずっと蕾がついて休眠なし。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。教則本をみても、どこにも書いてないんですよね。だから、今回はバラを育てている方との交流や経験から私がやっていることをまとめてみました。

画的にさみしいので、スイセンの花~♬

冬剪定で強制休眠させる

2020年は、1月下旬~2月上旬に冬剪定をしました。 ここ数年、旧暦どおりが一番しっくりくるなと感じています。蕾と葉を取り去り、強制的に休眠状態にリセットです。黒星病がみられる葉も綺麗にとってしまいますし、実が終わった枝も新芽の上で切り落としておきます。 株の周りの雑草もとるし、施肥をするのもいっしょです。

強制休眠をさせている理由

強制休眠をさせている理由は、うちの冬庭は完全日陰エリアになるからです。暖冬だと蕾が付くんですが開花しないため、株疲れを減らすためにあえて休眠させています。ですので暖冬+通年日照が得られるお庭の方にはその点を考慮してお読みくださいね。

暖冬時の誘引について

四季咲きも一季咲きともに真冬であっても緑葉を少量保つので、常時光合成していると考えています。大寒期でも新芽がでたりするぐらいですから、それを傷めないように、枝先だけ誘引し直します。 もちろん枝を全部おろして作業するのがセオリーなのはわかっていますが、 開花の結果が大きく変わらない印象なのです。

主枝はそのまま。脇枝はふた芽でカットor枝づくりで。

都心部の狭小庭事情

都心部の狭小庭での誘引では、大きく構造を変えられるほどスペースがありません。主枝は最初の数年でほぼ誘引位置が固定化しますから、よほどのことがなければそのままにしておき、開花がみられない枝を取り払ったり、枝先をつくる作業をメインにすれば体力的にもすごく楽になります。

バラは枝の手入れが大変と思われがちですが、月イチの施肥と薬液ルーチンさえ守れば、簡単な冬メンテでもちゃんと咲いてくれますよ。

コーネリア。しなりにくい枝なのでアーチへの誘引が難しい。