アトリエだより

庭が春っぽくなってきた

ここ数日で寒さが収まり暖かい日も増えました。気温13度というとだいたい12月10日ぐらいの陽気です。薄いコートで充分だし、庭作業はフリースでできちゃう♬

・・というわけで、今年はクリスマスローズの株分けに挑戦しました。植えて5年ほどで大株になったこと、子株の時に花壇ギリギリに植えてしまったため、通路に半分出てジャマなのも株分けの理由です。

直径60センチほどあるモンテクリスト@童仙房

花芽がついていたので大きくシャベルで掘って、真ん中からゆっくりと左右に株を分けました。その後それぞれ別の場所へ移植。別の大きな株は、まるっと掘り上げてそのまま別の場所へ植え替え。根を傷つけていないので移植はスムーズに成功しました。土面への圧着と1週間の水やり観察で経過良好です。

今の時期、開花苗を買われる方も多いかと思います。その場合も地植えする場合は根鉢をくずさずに、水はけのよい土(赤玉やベラボンなどを混ぜたものだとなおよい)に植え付けます。花芽のある植物は、根1本が花1芽とつながっているといわれていますから、刺激しないでそっと土におろすことが大事。

Ice’n’rose@童仙房

クリスマスローズを地植えするときは、必ず花壇の端から30センチは離して植えましょう、とお伝えしています。年月を経て株が大きくなると、花よりさらに外側に葉が寝るように広がり、直径60センチぐらいスペースをとるので、最初の植え付け時に注意が必要です。

特に童仙房のドイツ系ハイブリッドはかなり大型(葉も大きく硬い)ので、花も圧巻ですが葉もそれなりにスペースを取ります。また、横山園芸などイギリス系オリエンタリスでも数年たてば40センチ級の株になります。両方育ててみたからこその反省ですが、ちゃんと大きく育てられれば移植や株分けで解決できることも実証できました。

ピンクダブル@横山園芸。
株は20センチほどだが、全体だと40センチ以上ある。

ピコティ(細い縁取り)やセミダブル、パーティ系のフリル、ダークカラーと 毎年あれこれほしくなり、 気が付けば20品種ぐらい植わっていますが、ケアが楽なのと、バラの休眠時期に開花してくれるのでバラとの相性ばつぐんなクリスマスローズ。みなさんのお庭にもいかがですか?