アトリエだより

遅咲きバラが咲いたら追肥を

先週までの大雨続きで、早咲きや一季咲きのバラたちはほぼ終わって花柄切りに追われた2週間でした。四季咲きも一巡して次の蕾を蓄えようとしています。

裏庭では鉢植えで育てているロサ・ムリガニーの真っ白な花房が目に美しく、5月下旬をむかえた感があります。

5/22頃からムリガニーが開花しました

アマンディーンシャネルも5月後半にようやく咲きました。成長がゆっくりした株ですが、同じように開花もゆっくりなバラです。この子とERローズのレディエマハミルトンはやや遅咲きですね。他のバラが咲き終わった頃にふわっと咲いている印象です。

アマンディーンシャネル

今年も最後に咲いたのはドロシーパーキンスでした。ドロシーは陽あたりのよい場所にあっても開花までものすごく時間がかかります。一季咲きが終わって寂しいガーデンでもドロシーさんがいれば長くバラを楽しめますよ。

私はアンジェラとドロシーパーキンスで1つのアーチに仕立てています。色合いが近く花径が違うのでアーチにメリハリが出るといいなと思って。

今年は4月がやや寒く、5月に入って夏日が続いたせいで早咲きと中咲きバラの開花が重なり、一季咲きも加わって5月13~15日頃のピーク時はまるでバラ園のようでした。みなさまのお庭もよく咲いたのではないでしょうか。

タイトルにも書きましたが、花柄切りをするということは枝を切る、つまり追肥が欠かせないということです。切ったらあげる、と覚えて。多肥だとうどんこ病がでやすい株は液肥をあげています。日々、バラの様子と相談しながらですね。