アトリエだより

春の野を花籠にして

レッスンでは3月になるとイースターをテーマにすることが多いのですが、今年のイースターは4月16日と意外と遅めです。イースターは固定日ではない祝日なので、毎年変わります。

そもそも西洋暦では春分(Equinox)が1年のはじまりでとっても大切な日。日本でも立春が暦の上では始まりなので意味合いはほぼ同じです。そしてイースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、月との繋がりが深いのです。子供の誕生や潮の満ち引きなど古来から月が生命に影響を与えていると考えられており、象徴としての卵や多産のウサギなどイースターは命を讃える儀式。

イースターになじみがない方もたまにはフラワーショップで春の花を器に飾りながら、震災から6年たった今日を無事に過ごせていることを
振り返ってみようかな。