はじめてのバラ庭づくり

楽してバラを育てたい

「バラはきれいだけれど手がかかるよ」
そういわれて躊躇していたのは、昔のこと。

バラを育てはじめるきっかけは、2つの出会いから。

ひとつは、ロサオリエンティスのバラとの出会い。ロサオリ産のバラの花束をいただいたのがきっかけです。中に入っていたパンフレットをみて注文したのがモンクゥールシェエラザードでした。香りがよく丈夫で美しい。日本の風土に合った品種開発のすごさを実感したものです。なによりバラを育てる喜びを教えてくれました。

もう一つは、村田晴夫先生の本との出会い。村田先生のつるバラ育成メソッドは、バラを構造的に用いて庭を立体的にみせる、という庭の概念を一変させるものでした。また、いろいろなローズガーデンを歩き、つるバラの実習に通ったのも楽しい思い出です。

バラ庭の指南書

ラの咲く庭づくり」は、つるバラ本としては古くなりましたが、入門書として今も愛読しています。後に出版された「つるバラのすべて」には巻末につるバラのタイプ別一覧表があり、つるバラ選びや仕立てを考えることにとても役立っています。

宿根草については、おぎはら植物園「四季の宿根草図鑑」を読んで、植物好きな友人たちと種の交換などしながら日々勉強中です。

新しい資材や肥料を試して

アトリエの庭はもともと小さな和庭で、むきだしの地面が寂しい印象でした。長年お願いしてきた庭師が廃業したことをきっかけに、自分で維持できる規模の庭にしようと思い、数年をかけてイングリッシュガーデン風につくり変えています。

自分の庭の土質は自分が一番わかるものですし、庭にかける時間も費用も限りがあるので、庭づくりの費用対効果がよい資材や肥料を探しては試しています。ロザリアンはベテランが多くいらっしゃるので、口コミも大切にしています。

バラ庭づくりの記録

バラ友さんに自分の栽培方法を話したところ、試してみたらバラが良く咲いたと喜んでもらえたことがありました。以来、もしかすると私の試行錯誤も誰かの役にたつことがあるのかな?と思うようになりました。

そんなわけで備忘録としてこのサイトを立ち上げています。

あくまで個人の所感をまとめたものです。
ご参考になれば幸いです。