ローズコレクション

シスターエリザベス

バラ友さんが咲かせていたのをみて、ひとめぼれしたイングリッシュローズ「シスターエリザベス」。ボタンアイが魅力的なバラです。現在パテント切れで入手できません。

南ウェールズのウィットランドにある聖十字架修道院のシトー派修道女にちなんだバラだそう。修道院にはハーブ園やローズガーデンがあったとか。

他のイングリッシュローズと比べるとステムが細く、ぱっと見は「フランソワジュランヴィルのお姉さん」。花形も房咲きなところも、 トゲの少なさも 、なんとなく似ています。

枝は横張り。枝がしなやかで房咲きの重さで横に倒れるためです。葉はしっかりした照り葉で耐病性はそこそこ。 うどんこ病にかかりやすいという声もありますが、 風通しを良くして葉水と肥料を適量あげているので今のところ病気がでたことはないです。

蕾が多くてうどんこ病にかかるバラは、概して栄養不足・水不足。 人間なら水よりもポカリスエットのほうが吸収しやすいように、地植えのバラの場合は水やりにプラスして1,000倍希釈のハイポネックスを葉にスプレーしてあげると栄養も一緒に与えられるので早く回復します。(スプレーは陽のあたらない朝夕にあげ、葉にかからないようにしてね)

鉢管理に向くコンパクトなバラの場合、鉢が陽にあたって脱水状態になっているケースも多々みうけられます。ERのバラは根張りが遅く、とてもお水を欲しがるバラが多い印象なので、他のバラよりも水遣りはこまめにしたほうが株が元気に育っているように見えます。あくまで東京の土質+個人の所感なのですが、みなさんのイングリッシュローズについても観察してみてくださいね。

シスターエリザベス / 2006年 / David Austin / ブッシュ / 中輪 / 強香 / ボタンアイ / ロゼット咲き