ローズコレクション

フェリシア

画像でみた印象と、実際の花のイメージがかなり違うなぁと思ったバラです。ネットの画像では白っぽい花に見えたのですが、実際に咲いてみるとコーネリアよりもずっとピンクが濃いのです。 花は中輪なので、開花すると見応えがあります。

繰り返し咲く、可憐な雰囲気が昔から人気を集めているようです。

横に広がらないタイプのつるバラなので、扱いが楽ですが、枝はしなりにくく、オベリスクに留めるのはいいけれど、巻くのはちょっと厳しいかな?私はアーチにしたので楽でしたが、意外と樹勢が強くなくてゆっくりと成長するバラだったので完全なアーチになるのは結構な年月がかかりそう。フェンスなどのほうが向いているかもしれませんね。

黒星病は年中かかりました。薬剤を散布しても、地植えなのに弱くて。葉が落ちてしまうと咲かないですからね。

本などには「うどんこ病に弱い」と書いてありましたが、陽あたりが強すぎない場所で葉水をしっかり与えれば心配はないかもです。(というか、うちのフェリシアではうどんこ病をだしたことがない)

個人的な意見ですが、最近育種されたつる質のシュラブのほうが扱いやすいし、花房も多くて楽に育てられると思うんですよね。 同じような色合いや中輪バラで丈夫な品種も現在は多いですし。古い品種を苦労して育てるのってどうかなぁ….「僕には君じゃなきゃ」って恋に落ちる方向けかも。

フェリシア / 1928年 / イギリス Joseph Hardwick Pemberton / HMsk つるバラ / アプリコットピンク / 丸弁咲き / 中輪 / 中香 / 繰り返し咲き / 1.8m