真っ赤！というのはこういう赤なのね、と思うような美しい赤いバラです。カップ咲きの花形はバロンによく似ているけれど、フロレンティーナのほうがより大輪です。

濃い照り葉との対比がとても美しい！
少し陰のできる場所だと、このレッドが情熱的でより綺麗でしょう。

開花時期は中期。返り咲きするので長く楽しめるところもいい。香りはほとんど感じられないのですが、代わりに花もちはものすごく良いです。茎が長めなので切って部屋に飾るとお花屋さん気分に。

少し木陰に植えているため直射日光にさらされていないからかもしれませんが、 1輪あたり2週間ぐらい咲いています。株が充実すると房咲きになり、いっせいに開花すると真っ赤なタワーのようになり見事です。

枝のゴツゴツした感じ、丈夫なコルデスのバラの特徴を備えています。サイドシュートも毎年よくでてくるので枝替えも容易です。成長した枝はかなり固いですが、さほど太くもないので緩やかにアーチに留めています。

樹勢が強いのでオベリスクだと剪定をかなりしないと収まりきれないかも。バラ園ではポール仕立てにしているのをよく見かけます。

2012年 アルゼンチン ブエノスアイレス国際コンクール CL部門金賞
2013年 JRC CL部門銀賞
2016年 ADR受賞

数々の受賞歴が素晴らしい！
それにふさわしい生育しやすさがあります。

赤いバラっていうとムンステッドウッドみたいなビロードっぽいのとか、バロンのようなやや黒ずんだ印象のバラが多いですが、フロレンティーナは発色がよく庭でひときわ目を引きます。たくさんのローズガーデナーがオススメしているのも納得。

育て始めて３年目、他のバラのついでにちょこっとベニカを撒いてるんですが、黒星病は全くでていません。嬉しくてフロレンティーナだけのアーチを２つも作っちゃった。マンガにでてくるような、赤バラのアーチ🤣

半面、風の強い日に飛んでくるカイガラムシはめちゃくちゃ着きます。それも若々しい茎に限ってしっかり付着してる💦こまめにブラシしてあげないと成長が鈍るので「最近元気ないな？」と思ったら株元30センチあたりにカイガラムシがいないか、いつもウォッチしています💦

とはいえ、手がかからないバラなので大好きです。

フロレンティーナ / 2011年 / ドイツ コルデス / つるバラ / カッブ咲き 8cm / 中輪 / 微香・ティー香 / 返り咲き / 樹高2.5m 幅1.5m