宿根草の育て方

紫陽花・山紫陽花の剪定は7月末までに!

梅雨のあとの東京は猛暑続き。
連日気温30℃以上が続いて、アジサイたちはもうグッタリしています。そろそろ剪定をしてお庭をメンテナンスしましょう。

アジサイについて

紫陽花は、アジサイ属の落葉性低木です。よく水を欲しがる植物で半日蔭~日陰でも育ちます。花は初夏に咲き、枝の先端にひとつだけ蕾をつけます。新しい茎は緑色、古い枝は茶色く木質化します。

紫陽花は切ってはいけない?

そんなことはありません。地植えのアジザイを剪定しなかったら、高さ2メートルを超えてどんどん巨大に育ってしまいます。適切な時期に、適切な箇所を剪定してあげれば、庭のアジサイはいつも同じサイズで元気に育ってくれます。

  • 古い枝は根本から切る
  • 今年咲いた枝は節上で切る
  • 剪定位置は翌年の枝が伸びることを考慮する
  • 剪定時期は花後、7月末までに剪定する
  • 夏の水やりは根の浅い植物なのでこまめに

紫陽花ってどこを剪定すればいいの?

テマリタイプやガクアジサイなど、日本原産のアジサイは2年枝に花が咲く「旧枝咲き」です。今年咲いた茎は残しておいても次の花芽ができないので、花から2~3節下の、脇芽が出ている上で切り落とします。株の大きさを調整する場合は、次の枝が伸びる分を見込んで切り縮めます。

アジサイは切った箇所からおよそ50~70センチ伸びて開花するので、それを考慮して切る場所をきめましょう。外皮がボロボロになった古枝は根本でカットします。また、混雑している枝や細枝も切って整理すると株全体が更新され、花つきが良くなります。

紫陽花の剪定は7月末までに

梅雨明けした後も剪定をしないでしばらくは花を楽しむ方もいらっしゃると思います。でも遅くとも7月末までに枝を切り戻しましょう。それ以降だと来年の花芽ができはじめているので、8月に剪定すると花芽も落としてしまいます。「うちのアジサイは咲かないの」という方、剪定の時期を間違えていませんか?

他にも、7月末までに剪定する品種は、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイなどがあります。アナベルやノリウツギ(ピラミッドアジサイ)と呼ばれる「新枝咲き」のアジサイは剪定時期が異なりますので気を付けてください。

アナベル・ノリウツギの剪定は3月でOK

いかがでしたか?
剪定時期を守れば、アジサイほと管理の楽な植物はありません。色変わりする品種を選んで日陰や木陰になる場所に植えると、アンティークカラーのアジサイになります。お試しあれ~。