7月までに咲いた2番花も猛暑でお疲れ気味。花弁の少ない夏顔のバラがポツリポツリと咲いているのではないでしょうか。
ゆっくりできるのも今だけ。お盆休みが終わったらバラ作業が始まります。
夏剪定の実施時期
夏剪定は秋バラを咲かせるために必要な、枝の切り戻し作業です。実施する時期は寒暖の地域によって異なります。
温暖地(関東以南) | 剪定は8月25日~9月10日まで。
九州エリアは9月上旬までOK。 |
寒冷地(東北地方・北越地方) | 8月上旬から中旬。 |
厳寒地(北海道・北越地方) | 9月上旬まで。
雪深い地域は基本的に冬剪定のみで 夏剪定をしなくてもよい。 |
夏剪定の実作業
夏剪定は株の高さを1/4ほどに剪定します。(全体の1/4を切り落とす作業です) まだ株が小さいときは切らなくても良いですし、枝先だけ切り戻すのでも構いません。切り過ぎると肝心な花があがりません。
切る位置は、枝同士が重ならないよう、次の枝を伸ばしたい新芽(5枚葉の付け根でもOK)の上5mmのところで切り戻します。太枝を切ったあとは、切り口の保護のために癒合剤を薄く塗っておきます。加えて、追肥をしてください。秋に向けて、枝を伸ばし、秋バラに向けて体力をつけてあげましょう。
夏剪定までの作業
花殻切りに加えて花芽摘みをします。
花芽だけ摘みにくい時は、紅い葉ごと上部2センチぐらいを手でもいでしまいます。2週間ほどで花芽があがってきますから、こまめに摘みとります。
8月は多湿の季節
8月は1年で一番台風が多い時期なので、猛暑と大雨が交互にやってきます。それでも、日照りが続くと葉が黄色くなって落葉することがあります。夏バテ症状についてはこちらに詳しく書いています。
多湿になるほど注意が必要なのはカイガラムシとハダニ、ベト病と黒星病です。剪定する際に、弱った葉なども整理して、残った葉には黒星病対策をしておきましょう。ベニカスプレーDXとうどんこ・黒星病用のスプレーが簡易で便利です。